2009-11

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10/5/2007

【今日の相場】
ドル円、115円80銭、動かず。
米雇用統計、NFP+110千人、前月分大幅上方改定
非常に強い結果、しかしドルは全く重い。
いずれドルが急落する。

【今日の考え事】
一旦落ち着きを見せているサブプライム投資問題について、8月に起きた悪循環サイクルの例。

1億ドルの運用を想定、全額で年利10%のCDOを購入し、それを担保に77億円(@110)を借入れ(利子1%)、ドル転してCDOに再投資、更に55億円(@110)を借入れドル転してCDOに再投資。
一年後にCDO市場は半値に下落、為替が100円になっていた。


結果は破滅的です。

運用元本は2.2億ドル、元利合計2.22億ドル。一年後市場価格は1.11億ドルに半減。
 円調達額は132億円、元利合計133.32億円。この返済には@100で1.33億ドル必要です。
運用結果1.11億ドルから返済資金1.33億ドルを差引後、0.22億ドル赤算です。
 運用損が0.22億ドルではなく、元利計1.22億ドルの損失。運用元本を2.2億ドルにたレバレッジ効果に、為替差損も加わっています。
 実際のマーケットでは、CDO価格下落、円高、どちらも担保価値が減ってしまう原因ですので、資金返済を迫られ、返済資金確保の為に更にCDOを売り、ドル円を売ります。

 急激な市場混乱の原因は、サブプライム自体ではなく、高レバレッジ、為替リスクでした。ヘッジファンドは高リスクで高リターンを狙うのですから、当然の投資行動です。ヘッジファンドでは将来の損失引き当てなど積みません。運用者は単年度ボーナスを極大化し、昨年までに既にミリオネラーです。

本質は、資本家が、サブプライムの高格付けを鵜呑みにして、引き当て無しの単年度パフォーマンス評価のヘッジファンド運用者に委託した当然の結果に過ぎないということです。今年解雇された運用者は、今年のボーナスだけ返上で、また愚かな資本家探しを行うでしょう。



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